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♪Penthesilea 「ペンテシレア」

by hidepost, le 12 nov 2014

世界初演
作曲:Pascal Dusapin(ドゥサパン1955~)
内容:フランス・ナンシー生まれの現代作曲家の7つ目のオペラ。ギリシャ神話を基にしたH. von Kleistの同名の戯曲(1808)に、作曲者とB. Haecklが台本を書いたオペラの世界初演。
プロローグ、11場、エピローグ。 ドイツ語

簡単なあらすじ
ペンテシレア(メゾソプラノ)は美しく勇敢な女性で、クライストの戯曲では、アマゾンヌの女王タナイスと軍神マルスの娘として登場する。ペンテシレアの姉ヒポリットが事故死した後、彼女はアマゾンヌ軍を率いてトロイア戦争に参戦する。戦争のさなか 敵の英雄アキレス(バリトン)とペンテシレアは、愛と憎しみ、誘惑と反感の複雑で運命的な駆け引きをし、彼女はアキレスに一対一の勝負を挑み、敗れて捕虜になってしまう。アキレスは 自分の妃として彼女をギリシアに連れ帰ろうとするが、ペンテシレアは部下に救出される。美しい彼女を諦められないアキレスは、もう一度決闘を申込み、わざと彼女に打ち負かされて、捕虜となってアマゾンヌの国に連れて行かれようと決意する。アキレスからの決闘を受けたペンテシレアは、アキレスに対する復讐の念にかられて、決闘の場に丸腰であらわれたアキレスを殺し、狂気の中で彼を食べてしまい、その後、後悔の念にかられ死んでしまう。