遠出をしよう ~リエージュ~ おもちゃ展
リエージュはオランダとドイツの国境近くにある、ワロン 地方の中心都市です。中世ごろから司教の領地として繁栄し ていましたが、第二次世界大戦後、鉄鋼産業の崩壊に伴い失 業率が高くなり、社会的不安が広がりました。1961年には、 労働者の不満が爆発し、リエージュ・ギユマン(Liège-Guillemins)駅が損害を受け、また、1991年には、社会主義者のア ンドレ・クールス(André Cools)前首相が街の駐車場で銃撃さ れ、話題となりました。 そんなリエージュも、近年景気が回復し、活気を見せてい ます。2008年には、スペインの建築家サンティアゴ・カラト ラヴァによってリエージュ・ギユマン新駅舎が建設され、近 代的な駅となっています。 リエージュ・ギユマン駅から2つ先のリエージュ・パレ (Liège-Palais)駅で下車し、そこからRue du Palaisを歩いて 5分のところにあるワロン民族博物館内で、おもちゃ展を開催 しています。お天気のいい日に取材に行ってきました。