「教会」のはなし

ヨーロッパ中いたるところにある教会。日本人は一口に「教会」といってしまいますが、原語を見るとEglise, Chapelle, Cathedrale, Basiliqueなど様々な名称がついています。何がどう違うのかみてみましょう。

エグリース(Eglise) はいわゆる教会。普段ミサなどに参加する信者にとって一番身近な存在です。

カテドラル(Cathedrale)はいくつかの教区を集めた大教区の中心。日本語では大聖堂といわれます。教皇座という教皇専用の立派な椅子がおかれているのが特徴です。ブリュッセル市内ではご存知St. Michelがあります。 チャペル(Chapelle)はこの大聖堂の祭壇以外の部分を指します。また、教会の「分会堂」や「礼拝堂」などの小さな教会の呼び名でもあります。

バジリク(Basilique)はローマ法王の特別な指定を受けた教会で 必ず祭壇のどこかに赤と白(または黄)の天幕のような傘があります。

 

Basilique代表

トンゲレン ノートルダム寺院

Tongeren  Basilique Notre-Dame 

 

リエージュの北20KMにある「ベルギー最古の町」トンゲレンが誇るバジリク。世界遺産に指定された鐘楼が立派なゴシック様式。建築に300年を要したというのもうなずけます。南側入り口に11世紀のキリスト像があり、現在でもその足に触り、十字を切って教会に入るのが慣わしとか。

毎日 8h−12h、13h30−16h(日曜 15hまで/4月1日〜9月30日17hまで)

問い合わせ:

トンゲレン観光局Tel 012-23.57.19

 

 

Cathedrale代表

 

トゥルネ ノートルダム大聖堂

Tournai Cathedrale Notre-Dame

 

こちらも世界遺産。残念ながら2002年6月頃まで修復のため入れませんが,建築の美しさは外観からもうかがえます。トゥルネには教会が12もあり、さまざまな様式が見て取れます。

問い合わせ: トゥルネ観光局Tel: 069-22.20.45

 

 
 

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