ハーブ=自然の薬用植物には、ハーブ独特の香りを鼻や口から吸引することで、内分泌等をよくする吸引効果と、抽出した有効成分を摂る内服効果があります(ノンカフェイン)。即効性の効果のあるものは少ないので、一度にたっぷり飲むのではなく、毎日何度かに分けて飲むのが有効な飲み方のようです。(ちなみにティーバッグのハーブティーは、リーフタイプに比べると薬用成分が充分に抽出されにくいため、療法としての効果は少ないかも・・・)
比較的飲みやすいハーブティーを選択してみました。心も体も温めて、風邪を吹き飛ばしちゃいましょう。
風邪予防の基本!まずは充分な睡眠を・・・眠りを誘うハーブティー
カモミール:カミツレKamille
Camomile
発汗、保温、鎮静作用
赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲用できる。寝つきの悪い子供にもOK。
砂糖やはちみつ(乳児には*注)、ミルクを入れると飲みやすい。
*注1歳未満の乳児は『乳児ボツリヌス症』が起こる可能性があるので注意。1歳以上の発症例はない。
リンデン:菩提樹Tilleul
Linde
心身の疲労、ストレスによる高血圧、
浮腫み、利尿作用、緩和、鎮痛作用
幼児の落ち着きのないときにも効果あり。比較的飲みやすい。
ジャスミンJasmine
Jasmijn
血液循環促進、整腸作用、坑うつ作用
ほうじ茶やウーロン茶に混ぜると飲みやすい。精神を和らげる効果あり。
食後の消化促進や口臭予防にも一役。日本人には馴染み深い。
ローズマリー Romarin
Rosmarijn
疲労回復、血液循環促進、発汗作用、気管支炎、消化促進、神経痛など
イタリア料理には欠かせないが、実はハーブティーとしても知名度が高い。
穏やかな眠りを誘う。
風邪のひき始め対策には、コレ!
ローズヒップ:バラの果実RozenbottelEglantier
便秘、生理不順、免疫・体力向上、ビタミンC補給、強壮作用
レモンの20倍のビタミンCを含有するため“ビタミンCの爆弾”の異名が。
レモンやオレンジを入れると効果倍増。酸味があるので、はちみつを入れると飲みやすい。
ミント:ハッカ
Mint
Menthe
食欲不振、心身の疲労、中枢神経の機能亢進、胃腸の機能調整作用。
リフレッシュ効果がある。食べ過ぎ、つわりにも効果あり。
ミントオイルはティッシュやハンカチに浸けておくと鼻づまりに効く。
* infusionの表示のあるものは煎じ茶、つまり薬湯の意。これはより多く有効成分が抽出されるので有効です。