ジョルジュ・シムノン 「メグレのお父さん」 「メグレ警部」といえば、小説やTVでお馴染み、皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。この「メグレ警部」の作者ジョルジュ・シムノンGeorges Simenonが、ベルギー人ってことはご存知でしたか? 今年2003年は、彼の生誕100年にあたります。
男性としても年のわりに成熟しており、1921年、18歳の時にはすでに婚約していました。ところが、その年お父さんが亡くなり、リエージュは世界が狭いとシムノンはパリへ移りました。そして、当時流行っていたBinet Valmerという作家の秘書になりました。
1929年にはペンネームを捨て、通俗文学も止めました。1931年からは「メグレ」シリーズを本格的に執筆しはじめ、すぐに大成功を収めます。1931年から1972年までの間に103冊の「メグレ」が出版されました。彼の帽子とパイプが世界中でシンボルになっています。裕福になったシムノンは、アフリカや北ヨーロッパ等を旅しました。戦争中は田舎へ、戦後は米国とカナダに移住し、1955年再びヨーロッパに戻りました。約500冊の小説を書いたシムノンは、1989年にスイスで生涯を閉じました。
2.2003
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