西洋補助医療事情 その1:キネジセラピー 整体、接骨、針灸など、日本では東洋医学系の技術でおなじみの補助医療分野(正式には「医療類似行為」)ですが、ところ変わってここヨーロッパではキネジセラピー、オステオパシー、ホメオパシーなど、西洋系技術が幅広く利用されています。風邪の治療から骨折リハビリ、腰痛治療、体質改善と、普段の生活から意外に近いところに存在するこれらの医療技術について、概要とベルギーでの現状をご紹介します。 その1:キネジセラピー[Kinesitherapie(仏)/Kinesitherapie(蘭)] [歴史] アメリカ生まれの補助医療術、キネジセラピーの歴史は比較的浅く、考案されたのは1946年のことです。第二次世界大戦中に負傷した兵士の術後の回復を早めるため、直接的、間接的なマッサージを行なうことによって身体の持つ自然治癒力を最大限に促進、活用するというのがその目的でした。
9.2003
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