♪ Das Gehege「猟区」

作曲：Wolfgang Rihm（リーム1952～）

内容：ドイツ人劇作家･小説家のB. Strauβ (1944～) の現代戯曲「終合唱」の最終シーンのテキストに、戦後ドイツを代表する現代音楽作曲者が音楽をつけた音楽劇。登場人物はソプラノ歌手1人のモノドラマで、2006年バイエルン州立歌劇場で世界初演され、日本でも2012年に作曲者60歳記念で上演された。　1幕　ドイツ語

あらすじ

1人の女（ソプラノ）がたった1人で真夜中の暗闇に現れ、そして動物園に入って行く。イヌワシの檻に入った彼女は、ナイフを取り出してイヌワシを自由にしてやり、その見事な鷲の姿に見惚れる。彼女は「私を襲えるものならやってみなさい」と、イヌワシを嘲笑し、苛々させながら近づく。そしてイヌワシが年老いていて力が無いことを悟った時、彼女は優越感を覚える。イヌワシは　彼女に襲いかかるが、彼女はイヌワシを殺す。