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♪ Fanny and Alexander「ファニーとアレクサンデル」

by hidepost, le 1 oct 2024

作曲:Mikael Karlsson(1975~)

内容:モネ劇場監督P. De Caluwe氏は、スウェーデンの偉大な映画監督Ingmar Bergmanの半自伝的映画『ファニー・オク・アレクサンダー』(1982年)を、ベルイマン監督と同国人の作曲家Mikael Karlssonと台本作家Royce Vavrekにオペラ化を依頼し、その世界初演。指揮者Ariane Matiakhはモネ劇場初登場で、サラウンド電子音を組み合わせた音楽と、14人のソリストを指揮する。ベルイマン映画の愛好家である演出家Ivo Van Hoveは、登場人物の魂を深く掘り下げ、舞台美術家Jan Versweyveldと共に、厳しい現実に挑戦する想像上の世界、恐ろしい鏡の宮殿へと徐々に変化していくシーンを創り上げる。
全2幕 3時間10分(休憩1回30分)英語

あらすじ:

スウェーデンのクリスマスイブ。エクダール家では、仕様人たちが豪華なクリスマスツリーの飾り付けを終え、ヘレナ・エクダール(ソプラノ)は孫たちの到着を待っている。エクダール家は地元の劇場を経営しており、ヘレナの孫であるファニー(子役歌手)とアレクサンダー(子役歌手)も舞台のために生まれてきたような子どもたちである。家族一同が到着し、リビングルームは談笑やグラスの触れ合う音、そして絶妙な香りで満たされる。早朝にはパーティーのざわめきは下品な笑い声に変わり、酔った客たちが(必ずしもパートナーと一緒とは限らないが)シーツに潜り込む間、子どもたちは彼らの魔法の映写機の前で空想にふける。クリスマスイブの暖かさが、たちまちに消えることを示唆するものは何も無かった。しかし、父親オスカー(テノール)が突然息を引き取ってしまう。母親エミリー(メゾソプラノ)は、直ぐに権威主義的な司教エドヴァルド・ヴェルゲラス(バリトン)と再婚する。彼は子どもたちに厳格に接し、必要とあらばアレクサンダーに手を挙げてアレクサンダーの根強い夢想を追い払おうと努める…