寒波到来

ベルギー気象台によると、2010年11月、12月の降雪日
は計29日と1945年の16日を大幅に上回り記録更新した。
ま た 、 1 2 月 の 平 均 気 温 は -0.8°Cで1950年以来最も寒い12月となった。連日の雪に各自治体では融雪剤の不足
が相次ぎ、道路で立ち往生する車が見られたほか、クリスマスにはLimburg州Diepenbeekの教会が雪の重みで倒壊するなど、各地で雪による被害が相次いだ。

 ビールは無事だったものの

2010年12月29日夕方、Namur州RochefortにあるNotre-Dame de Saint-Remy修道院で火災が発生した。漏電によるものとみられており修道院は大きな被害を受けたが、ベルギートラピストビール醸造所6カ所のうちの1つである醸造所は火災を免れた。

 1年のスタートは新記録から

携帯電話サービス会社Proximus、Mobistar、Baseによると、各社を使った新年早々の「おめでとう」SMSは計1億1,370万件に上った。これは 2010年の年明けより1,690万件多く、ピーク時はMobistarの1分間に3,000件のSMS送受
信だった。また、STIB / De Lijnが運行する無料の年越しバスは21万5,000人の乗客が利用し、こちらもこれまでの記録を更新した。

 ネガティヴな新記録

データバンクGrasydon（株）によると、2010年には前年を4.6%上回る9,953社が倒産した。ワロン地方で88社に1社、フランダース地方で101社に1社、ブリュッセル地方で65社に1社が倒産した割合になる。
これに伴い、失業率も2009年に比べ1.26%増えている。

 給料も上がってくれれば

2011年はますますの物価上昇が予想される。
2010年末のエコノミストの発表によると、公共料金は＋6% 主食ともなるジャガイモや小麦は＋20%、牛乳＋10%、肉類＋10%などと軒並み値上がりするとのこと。

 2011年最初の日食

1月4日、ベルギーをはじめヨーロッパ、アフリカ、中近東、アジアで部分日食（75%）が観測された。8時48分の日の出時には、すでに太陽の半分が月に隠れており、9時17分に日食完成、10時37分に終わった。ベルギーのこの日の天候は曇りで、日食を十分に観測するのは難しかった。フランス・ボルドー、スペイン南部、イスラエルなどでははっきり観測され、直後にインターネットを通して紹介された。次回の日食は、2011年6月1日だが、シベリア東部、中国北部、アラスカ、カナダ北部でしか観測できない。