皆さんの滞在年数はまちまちですが、住んでいた国についての基礎知識を身につけ、帰国したら「ベルギー通」って言われるくらいになっていれば、大したもの。さあ、プチポワスタッフと一緒にベルギーについてお勉強しましょう。最初は国旗から。

国　旗

ポール側から、黒、黄、赤の三色旗。
独立した1831年に憲法第125条で公式に認められている。昔のブラバン公の紋章に由来する色で、各色の意味は色々ある。
　黒…背景、貨幣の色、戦死者への傷愁
　黄…黄色の獅子、武具の基礎色、国の富
　赤…獅子と爪と牙、紋章の色、戦争の英雄が流した血
ブラバン（ブリュッセル）とフラマンの黄と黒、エノー州の赤という伝説もある。

現在の国旗ができるまでの主な変遷
�@ 843年ヴェルダン条約で、スヘルデ川を境にベルギーが東西に分割された頃（ロタリンギア時代）は赤、白、赤の横縞だった。
�A ブルゴーニュ公国からスペイン統治時代（16世紀初めから18世紀末）は、赤、白、黄の３色横縞になる。
�B 1787年ブラバン公国の紋章に由来して、赤、黄、黒の３色横縞になる。
�C 独立当初、国旗の色を赤、黄、黒の３色横縞に規定するが、その後1831年1月23日、赤をポール側の縦縞とし、1831年10月12日にベルギー国旗として縦縞の３色旗が決定、黒をポール側とした。

国　花
チューリップ、アザレア（西洋つつじ）他にも、デイジー、トゲハアザミ、オリーブの記述も。 国花は法で制定されているわけではなく、習慣で決まったものが一般的。

国　鳥
チョウゲンボウ（タカの一種）