ベルギー留学日記 その7！

　ベルギー滞在７ヶ月目。日没が遅くなり、晴れの日も増え、春の訪れが感じられる今日この頃♪ これからは公園に出かけたりピクニックをしたり、もっと出来る事が増えるはず☆ そんな事を考えてはワクワクする日々♪

2月20日。 Express（ULBの留学生支援団体）の行事でBincheのカーニバルへ♪ 「伝統だから」という変な理由により、行きの電車の中からお酒を飲み始める。Bincheに着いた頃はすでに完全な酔っ払いがチラホラ。仮装をしてきたり、口紅やアイライナーで顔に落書きをして、ちょっとでもお祭り気分を高める学生達☆ 小さな町にすごい数の人が集まっていて、あんな人混みしばらく見た事なかったなー。町中を道化師ジルが独特の歩き方で木靴と鈴を鳴らして歩き廻り、メインのパレードではオレンジを投げる。ジルによってオレンジの投げ方は様々で、たまにすごい勢いでオレンジが飛んでくる。建物も窓ガラスが割れないようにちゃんと網が張られていた! 私も子供達と一緒に必死になって「オレンジィ〜!!」と叫んだものの、立っていた場所が悪かったせいかなかなか投げてもらえず…。パレードが終わった頃に、まだオレンジを持っているジルに駆けつけて手渡しして貰う始末。だって、どうしてもジルからオレンジ貰いたかったんだもの。天気にも恵まれて人々は陽気だったし、世界遺産に登録されているカーニバルに参加できて良かった♪

2月28日。ついにTDデビュー!！　TDはThe Dansantの略で、本来ならば踊りを交えたお茶会のこと。しかし学生の間で呼ばれるTDは本来のそれとは全く違う。大きな倉庫のようなホールに様々なジャンルの音楽が流れ、ビールを飲みながら踊り狂う。プラスチックコップに注がれたビールは、全部飲まずに余った分をコップごと適当に投げ飛ばす!!　のがポイント。どこに人がいようと気にせず投げる。つまり、あちこちから飛んでくるビールを浴びるはめになるってこと。汚くなることは承知の上で、ボロ洋服＆靴で参加。このTDは頻繁に行われているらしい。話を聞いていた限りでは、ビールが降ってくるは汚くなるはで抵抗があったものの、ベルギーならではの狂った学生イベント、一度は体験しておかなきゃ、と一大決心して出かけた。こうと初めから覚悟していけば、ビールが降り注いでくることなんてお構いなしでした☆ 最近改めて、ベルギー人は変なアイディアいっぱいで、お祭り好きなんだよなーと思う。

3月3日。 夜、トラムを待っていてちょっとした車の事故を目撃。交差点で前からの車と横からの車が、お互いに止まろうとしないで衝突。大きな衝突ではなかったし、他に車も人もいなかったから良かったものの、見ていてハラハラした。そういえば、ドイツ人の友だちが「ベルギー人は運転の仕方を知らない」と嘆いてたけど、確かに普段から道路を見ていて、カオスだな〜とよく思う。列を守る概念なんてないんじゃないかっていうくらい、あちこちから車が道に入ろうとするし、トラムのレールを遮って信号待ちする車もしょっちゅう（だからトラムが遅れるのよ！）、道脇に変な車の止め方するからバスが通れないし（だからバスも遅れるのよ！）、誰かがクラクションを鳴らし始めると、もうクラクションの嵐。ほんの少し皆が意識して運転するようになったら、物事はぐ〜んと良くなると思うんだけどなー。

3月5日。 ザ・ベルギー！ といえる変な天気。曇りのち晴れのち霰のち雨のち晴れ。そんな時ルームメイトに「より子、ベルギー人化してきたね」と言われた。「この変な天気を今では当たり前に思ってるし、少々の雨が降ったくらいではもう傘を差さなくなったじゃん」だって。確かに私、ちょっとずつ現地人感覚になってるのかも。