駐在員主婦エッセイ
発見！ ベルギー生活！

クリスマスマーケット

　ベルギーに あって日本にないもののひとつに、 クリスマスマーケットがあります。 ヨーロッパの町の造りはどこもほぼ同じで、まず町の 中央に教会があり、 そこに必ず広場があります。大きな町の広場で十二月になるとクリスマスマーケットが始まり、これはヨーロッパならではの冬の風物詩となっています。
教会の入口近くや祭壇の傍らに飾られた馬小屋には、クリスマスの主役、生まれたばかりのイエス・キリスト（ただし、この人形は二十四日に現れます）、聖母マリアとヨゼフの人形が飾られています。日本だったら、十二月はサンタクロースが登場し、クリスマスケーキが売られ完全に商業ペースですが、ここはカトリックの国ベルギー、家族が集いキリストの降誕を祝う宗教的な意味合いが濃いように思います。教会の周りには、クリスマスオーナメントをはじめとするクリスマス関連商品から、手編みのセーター、お菓子、小物などあらゆる雑貨が売られているだけでなく、移動遊園地やスケートリンクが併設されている所もあります。歩き回っておなかがすいたら、フランクフルトソーセージ、きのこ類のソテー、フライドポテトなどの温かい食べ物が売られている屋台でおなかを満たします。また、この時期にしか味わえないスパイスたっぷりの甘口ホットワインやクリスマスビールもおすすめです。
我が家も色々なクリスマスマーケットを探索しました。国が変わると品揃えも変わり、それは楽しいものでした。ブルージュには、スケートリンクがあり、貸し靴屋の横に
ちゃっかりと毛糸の手袋と帽子が売られていて、子どもにせがまれて主人が一緒に滑るはめに…。フランクフルトでは、木製の玩具のようなかわいいメリーゴーランドの出現に家族全員大喜び。皆さまも万全の防寒対策をされ、スリに気をつけてお出掛けください。週末には、駐車する場所を探すのに苦労するほどの人出があります。

〜おすすめのクリスマスマーケット〜
Monschau-Germany
モンシャウ（ドイツ）　木枠の家が残るかわいい谷間の村。
Aachen-Germany
アーヘン（ドイツ）　北部ヨーロッパ最古の大聖堂（世界遺産）は必見！
Nurnberg-Germany
ニュルンベルク（ドイツ）　玩具の生産地としても有名。遠いけれど見ごたえあり。
Strasbourg-France
ストラスブール（フランス）　一度は訪れてみたい町。旧市街（グラン・ディル）が世界遺産。
Liege-Belgium
リエージュ（ベルギー）　ワロン地方の中心都市。店舗の数がすごい！

その他、どの都市の街角でもクリスマス マーケットは開催されます。プチポワホームページ内に詳しい情報があります。
www.petits-pois.com