ベルギーのホットトピック フランスの大統領ってベルギーも統治するの? と思うほどメディアも国民も必死に行方を追った仏大統領選がやっと終わった。実はベルギーでもこの6月10日に連邦選挙があるというのに、ベルギー人は皆セゴレーンとニコラの対決に釘付けで、自国のことはすっかり忘れていた様子。 カレンダーの巡り合わせによる偶然で、昨年10月に区/地域圏議員(任期6年)選挙があったばかりなのに今度は連邦政府の上院議員40人と下院議員150人(いずれも任期4年)を選ばなければならない。特に下院議員選は比例代表制で、言語と領土の境が一致していないこの国では、「超」がつく複雑な事情とシステムが絡み合っていて、当のベルギー人に聞いても明快な答えが返ってくることは少ない。なんだかよくわからないけど、まあまあ平和にやってるんだからいいじゃない、という風潮。一体地元の中高等学校の社会科では何をどんな風に教えているのか興味が沸くところだが、学校には全国統一の教科書というものもなく、国が定めた教育基準に従って、プリントなど教師が集める教材で授業が行われるお国柄、大人が政治について「まあいいじゃない」と言うのもわかる気が…。下はベルギー連邦基礎の基礎。ベルギー人にクイズを出してみよう。果たして正答率は ?!
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