より子のベルギー留学日記その６

　 ベルギー滞在６ヶ月目！ こちらでの生活もあっという間に半年が過ぎ、もう折り返し点。時間の流れの早さに驚かされる日々。このままじゃ気がついた頃には東京だわ。

1月27日。テスト期間が終了して休日が始まったばかりだというのに、カメラ落としたぁぁぁ！ そして壊れた…。自称他称共に「カメラ小僧」で、こっちの友だちからは「典型的日本人」って言われるほど写真を撮るのが好きなのに、ここでカメラが壊れるとは、痛い…！ 迷ったけどやっぱりこちらで修理に出すのは恐かったので、日本に送り返して修理してもらうことに。心配なのは、荷物が素早くちゃんと日本に着くかということ…。この前父に誕生日カードを送ったら、届くのに１ヵ月後とかだったもんなぁ。ベルギーはなんでも遅いから、覚悟しておかなきゃ。

１月末〜２月初め。こちらには１年プログラムと半年プログラムのERASMUS＆交換留学生がいる。ERASMUSに多いのが、スペイン人とイタリア人。彼らは団体で固まっていることが多いのでよく目につく。その他、イギリス人やフランス人はもちろん、北欧、東欧からも結構来ている。交換留学生ではカナダからの学生が多くて、残りは少々のアジア人（日本・台湾・韓国など）。今は半年組の帰国時期。９月から一緒に過ごしてきて、始めの不安や期待を共有してきた友人たちが帰ってしまい、すごく寂しい。最初はお互いフランス語もままならなくて、一緒にがんばって勉強して、やっとフランス語で意思疎通が図れる取れるようになってきていたのに。半年ってなんて早いんだろう…。彼らが帰国することで、あぁ自分に残された時間もあと少しなんだ、と６ヶ月後の自分の帰国も意識するようになった。　一方で新しい半年間留学生がやって来て次々に出会いがあるのは嬉しいこと。私も彼らと一緒に初心に戻って残り半年を過ごそう！

2月5日。第２学期スタート。先学期は英語の授業も履修していたけど、今回は全ての授業をフランス語でがんばる！ そして先学期とは違って、直接の留学先であるIEE(Institut d’Etudes Européennes)だけではなくScience Politique学部からも授業を取ることにした。IEEは規模が小さくて、学生もベルギー人以外がほとんどだけれど、他学部の授業では学生数も多くて、しかも現地学生が大半。こういう環境は初めてでなんだか新鮮。これを機会にもっとベルギー人と関わっていけるといいな☆
　さて、授業は、どんな内容が話されているかはわかるようになってきた。ただ、ノートが取れない！　聞いたことをフランス語で頭に留めておくことができなくて、できたとしてもノートを取っていると次の事が聞き取れない、という具合。まだまだ訓練しなきゃ！

2月12日。　学校帰りのトラムで、携帯電話を盗まれた…！ トラムを待っている時に、携帯で時間を確認。そのままバッグの外ポケットに入れた。頭のどこかで、何か危ない予感を感じつつも、トラムが来たので乗り込む。家に帰ってきて、電話を使おうとしたら、な・な・ない!!!　しまった！　やられたー！　トラムに乗るまでは持っていたし、落とした覚えはないので、これはやられたに違いない…。自分の不注意でもあったけど、やっぱり悔しい。どうして人が困ることをする人がいるんでしょうか。カメラといい携帯電話といい、最近電化製品に運がないわ。
　
今学期は授業が毎日あるわけでもなく、結構自分の時間が取れる。でも貴重な留学生活を無駄に過ごしたくはない。せっかくEUの首都ブリュッセルにEUについて勉強をしに来ているのだから、現場に入って、連合が実際どのように機能しているのかを自分自身の目で見てみたい！ このチャンスを使って無償の雑用でもいいからインターンシップが出来ないかと探しているところ。お心当たりのある方、是非情報を教えてください！