気ままにガーデニング
先日、日本の友人が子どもを連れて我が家に遊びに来たときのこと。十数年ぶりの再会で昔話に夢中になっている夕食中、子どもがお皿をひっくり返して服をひどく汚してしまい、急きょ洗濯をすることになりました。洗濯が終わり、次に服を乾燥機に入れようとしたところ、私が乾燥機のドアを開けた瞬間に横で見ていた友人が「うわぁ」と驚きながら一歩後ろへ下がりました。長旅で疲れていた友人の目には、乾燥機の中から現れた物が、一瞬未知の生物、なんとなくムーミンに出てくるニョロニョロのような生き物に映ったそうです。友人が見た物とは、生育中の野菜。光が入らない乾燥機は、我が家では日本の野菜の育成室として利用されています。 ベルギーに越して来てから、カイワレ大根などアジアの野菜を栽培するようになったMaoです。お店で買える野菜もありますが、自家栽培は安上がりだし、鮮度抜群。ついでに育てる楽しみもあるので、自宅でせっせと栽培しています。畑がなくても、初心者でも、ベランダで鉢やプランターで栽培できる野菜もあります。もちろん我が家では乾燥機は立派な育成場所。しかし、私が自己満足に浸っているのとは正反対に、アメリカ人のダンナにはあまり評判がよくありません。そもそも、数年前、自宅で栽培している三つ葉とエゴマを初めて夕食に出したときは、
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