Petits Pois
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やりくり上手さんの
ディスカウントストア特集

100年に一度といわれる不況の中、バカンスや教育の費用を貯めるためにも、少しでも無駄な出費はおさえていきたいところです。
そんな中、ちょっと気になるのがポスティングされるディスカウントストアのチラシ。
「なんだか妙に安くて気にはなるけど、なかなか行く機会がなくて・・・」、という方は意外に多いかも。ずうっと気になっていたあのお店に、一度出かけてみては いかがでしょう。

aldi
ALDI MARKT/MARCHE

まずはおなじみ、ドイツに本社のあるALDI (アルディ)。ヨー
ロッパ17カ国とアメリカに進出しており、ベルギーでも店舗数
の多いお店です。

中に入ってみると、DelhaizeやCarrefourと比べ、かなり殺風
景な店内に、箱のまま雑然と積まれた商品の山。思わずaldi2

「だ・・・大丈夫か?」とひるんでしまいますが、恐れることはありません。チラシ掲載商品の売出し日 (水、土) には、開店前に行列ができるほどの低価格を実現するための、徹底的なコスト削減策なのです。

2007年のフランス産赤ワイン1本1.69ユーロ、トマトケチャップ1本0.69ユーロなどの低価格商品は、有名メーカーでこそないものの、品質がひどく劣っているわけでもありません。本場ドイツでは在住日本人も多く利用する人気スーパーのひとつだそうです。見たことのないメーカーだからといって敬遠せず、一度試してみてもよいでしょう。ジャムやジュース、水などは比較的ハズれがないようです。ただし、野菜の種類に偏りがあったり、それぞれの品目に選択肢が少ないため、一店で買い物が終わらないところが玉にキズです。

チラシがポスティングされない方はウェブサイトで安売り情報などをチェックすることができます。郵便番号を入れれ
ば最寄りの店舗を検索することも可能。

lidl

Lidl

次に同じドイツ本社のディスカウント・ストアLidl (リドル)。このお店はALDIのライバル会社で同じく欧州各国に進出、陳列方法や
内装など雰囲気も似た感じがします。

LidlはALDIと違いKnorr (クノール) など有名メーカーの商品も置いているため、ぐっと親近感が持てる上、同じ商品の価格を大手スーパーと比べると微妙に安いことがわかります。なによりLidlで特筆できることはおむ
つなど紙製品の安さ。おむつ50枚7.79ユーロはかなり破格といえるでしょう。

Lidlのウェブサイトでも、安売り情報や最寄りの店舗のアドレスが検索できます。

Wibrawibra

ベルギーとオランダにあるWibra (ヴィブラ)。ここはディスカウン
ト・ストアといっても雑貨や洋服が主流で、食品はほとんど扱ってい
ません。

ずらっと並んだ子ども服は新生児から各種サイズが揃い、値段の割
にはかわいいものも見つかります。特に子どもの靴下など、ワンシー
ズンで買い替えていくようなものは、ここのものでも十分。?1で子ど
も用の靴下1足、?1.99で大人用靴下が3足も買えるのにはびっくりし
ます。

洋服だけでなくおもちゃや文房具、家庭雑貨が揃いますが、食品は
お菓子のみ。値段が安いため日本の100円ショップのように思わずた
くさん買ってしまいがちなお店です。ウェブサイトではベルギーの地wibra2
図上から最寄りの店舗が検索できます。

Blocker
Zeeman
Electroline


他にもお得な雑貨屋さんといえば、おなじみのBlokker (ブロッカー) や水兵さんのロゴマークがかわいいZeeman (ゼーマン)、STOCK Line (ストックライン) など。

Zeemanはオランダ発祥の衣料品スーパーですが、各種雑貨も扱っています。たとえば子どものお誕生会を開くためにプリンセスの紙皿と紙ナプキンを用意する場合、Delhaizeで買うと10枚で2.5ユーロ程度しますが、Zeemanなら6枚で0.99ユーロ。お土産に渡す簡単なおもちゃなどもずいぶんと安い単価のものが見つかります。

STOCK Lineはその名も「ブランド品ディスカウンター」。テレビ、オーディオ、白物家電をはじめとする各種電化製品、化粧品や衛生用品、食器や台所用品、おもちゃ、ギフト用品、DVDなど、食品を除く幅広い種類の商品 (家電は主にメーカーの製造打ち切り機種など) がディスカウントプライスで販売されています。姉妹店にElectroline (エレクトロライン) があり、こちらは電化製品専門です。


「安かろう、悪かろう」のイメージがありがちなディスカウントストア。聞いたことのないようなメーカーの食品を口にするのが怖い人でも、食品以外のディスカウントグッズなら、これらのお店を有効に利用するのもやりくり上手かもしれませんね・・・。