正しい歯磨きしてますか？

ベルギー人の30%が歯の状態が悪い、またはあまり良くないと思っているそうです。そして、平均5本の虫歯治療済みの歯を持っており、ほとんどの人が歯磨き時に出血したり、歯茎に痛みを感じたりしているそうです。また、10人に1人が治療をしなければいけないと認識しているそうです。口内を不潔にしていると心臓病を患う可能性もあるとか。歯磨きの習慣は、虫歯予防だけでなく、歯周病予防にも役立ちます。歯ブラシは、電動だけが有効というわけではありません。磨き方、磨く時間（最低2分）が大切です。以下を参考に自分にあった歯磨き法を実行してみましょう。

バス法（一般向き）歯ブラシを歯に対して45度になるようにし、歯と歯茎の境目を小刻みに左右に磨く。歯面の磨耗が少なく、歯肉マッサージの効果がある。スクラッビング法（一般向き）歯ブラシが歯に対して垂直になるようにし、小刻みに左右に磨く。歯肉マッサージの効果は大きい。 ★上記 2 法は、きれいな歯並びの場合、歯垢（プラーク）除去に効果がある。ローリング法（子ども向き）歯ブラシを歯に押し当て、手首を90度回転させるようにして、歯茎から歯先にかけて磨く。	フォーンズ法（生え代わり時期向き）歯ブラシを歯に対し垂直に当て、円を描くように磨く。歯面の磨耗が大きいが、歯肉マッサージの効果がある。縦磨き（磨きにくいところ向き）歯ブラシを縦に持ち、上下に動かして磨く。歯を3等分して磨いたり、歯間の掃除に適している。歯肉マッサージの効果は薄い。水平法（幼児向き）歯ブラシを歯に対し垂直に当て、左右に磨く。歯面の磨耗が大きく、歯肉マッサージの効果は薄い。
歯と歯茎の間、歯と歯の間、奥歯の溝などは歯垢の溜まりやすいところです。これらの場所は、入念に磨きましょう。力を入れすぎるとかえって歯茎を傷めます。歯ブラシが硬ければいいというわけでもありません。歯茎を刺激しない軟らかい歯ブラシで力を入れすぎず、時間をかけて磨きましょう。そして、毛先が広がってきたら歯ブラシ交換の時期です。歯ブラシだけでは行き届かない場合は、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯垢を取り除きます。歯を磨く場所や時間がないときは、洗口液を使うのもいいでしょう。歯磨きが終わったら、鏡を使って磨き残しがないかをチェックする習慣をつけましょう。健康な歯を保つためには、間食や甘いものを控え、就寝前の歯磨きを実行しましょう。また、定期的（目安は年2回）に歯科でのチェックをお勧めします。木製の爪楊枝は、歯茎を傷めたり、ばい菌を植えつけたりすることがあるので、使用を避けるほうが賢明です。入れ歯を使っている人は、入れ歯の手入れもお忘れなく。